8.13.2014

またもどる

てことで、翌朝さっそくジョモナ川へ。リクシャで20タカ。最近のリクシャは電動モーターみたいなんついてんのも多くて、速くて快適。川まではイメージしていたバングラの生活が見える。木で造られた家や、池で洗濯するお母さん、木材や金属を加工する男たち、キャッキャしてる子供たち。うーん、平和ですな。




川へ着いた。竹がいっぱいある。どっかへ運んでいくんやろな。建築現場なんかでよー見かけるやつや。働くおっちゃん達も外人に興味津々で、フレンドリー。やっぱり“俺を撮れ”が炸裂w


おばちゃんが牛のフンを乾かしてる。燃料にするらしい。うん、なかなかええ風情や。川とフンを交互に眺めながら紅茶をたしなむ。


しばらく散歩して帰宅。帰り道、リクシャのおっちゃんにうまいこと説明できずに迷いに迷って一生この街から出られへんかと思ったw無事に帰れて良かった、良かった。言葉、大事ね。

宿屋の素敵なおっちゃんとムスリム式のハグしてお別れ。ダッカ行きのバス券買いに行ったら、昨日来たバスと同じバス、同じ乗務員w

“なんやもう帰るんか!”

たぶん、そういうこと言うてるwうん、違うねん。誤解やねんwなぜかえらいフレンドリーに接してくれて、おやつまで買ってくれるwいやー、やっぱバングラ素敵やわ。出発間際、宿屋のおっちゃんが、ダッシュしてくる。なんや、そんなに別れるの寂しいんか、と思ったらなんか叫んでる。

“Chabi nai!  Chabi nai!”

手にはさっき返却した南京錠。どうやら、鍵がない!と言うてるみたいや。宿に戻り、一緒に“Chabi nai!”と叫んで爆笑しながら探すが見つからず。もう探す時間ないし、新しい南京錠買うお金200タカ渡して許してもらう。

バスが出発。カバンを座席の下に押し込もうとした時、チャリンと鍵が床に落ちる。おーなぜここに。もう手遅れやけど、車掌のおっちゃんに、次回シラッズに来たとき鍵を渡すように頼んでおく。

ほんで、昨日通った道をもう一回通って、同じバスターミナルへ4時間かけて戻る。なにやってんねやろな、自分w

ここでも隣に座った紳士がエナジードリンクを買ってくれる。ありがたや。バングラ最大級の会社、AKIJグループの製品で皆に愛されるSPEED。オロナミンCみたいなもんやね。

無事にダッカへ。そしてまたまたHotel Midwayへ。受付のおっちゃんが、キョトンとしてる。一昨日まで滞在してた同じ部屋へwなんか夢見てるみたいやな。

変わったことと言えば、バングラの政党BNPの偉いさんがロビーに居ることや、新しく日本人が泊まりに来たらしいこと、日本語を流暢にしゃべる謎のおっちゃんがおることぐらい、か。結構変わってるな。

ロビーで、その謎のおっちゃんと話す。久しぶりに日本語で会話したな。しかもバングラ人とw彼は長いこと日本に住んではって、日本の中古車をバングラに輸入するビジネスをやってはるらしい。ディナーをご馳走して頂いて、バングラデシュの興味深い話を聞かせてもらった。

どうやらこの国の政治はとことん腐ってるらしい。賄賂、談合、犯罪。会社の株価を操作して、大儲けした政治家たち。日本のJICAも時には談合に絡んで金銭の授受を行っているとか。警察は政治家の子分みたいなもんで、汚職をなんともできないし、する気もない。そして、もっとおもろかったのは、何故この国の鉄道が発達しないか。なぜなら、Green Line、Shohagh、Shyamoliなどの名だたるバス会社は全て、国会議員あるいはその親族によって運営されているからだとか。なるほど、鉄道が発達してもうたらバス会社の儲けが半減してまうもんな。狂ってる。国ってなんなん。政治ってなんなん。

自分はこの国を約3週間旅して、知っている。この国の人たちは多くの人たちが正直で、働き者だということを。1971年の独立からわずか40年でここまで発展させてきた。政府さえもっとしっかりしてたらこの国はもっと、もっと素晴らしい国になるのに。

実際に自分の目でも警察官がリクシャのおっちゃんからお金を受け取るのを見た。そのお金は道路を逆走するための賄賂。一体なんのための警察なのか。法を順守させるための力になるはずの警察が、私腹のために金を受け取り、その代わりにルール違反を許す。秩序も何もない。すべて金次第。

いやー興味深い話を伺えてよかった。あと、日本に住むバングラデシュ人の目から見て、日本人のただ1つ良くないとこ。

はっきりしないこと。

嫌ならイヤ。しんどいなら、しんどい。はっきり言えばいいのに、と。

“だからストレス溜まっちゃうんだよ”

うーん、島国、村社会っていう昔からの環境が影響してるからなー。難しいけど、日本人も変わっていかなあかんのかな。

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