8.08.2014

ダッカぐるぐる2

なんで、ダッカ大学で別れたかっていうとwi-fiが使えると聞いたんで。前日、Mr.Ferdoshとダッカテラップというセレブ達が住んでるエリア前で話してたら声かけてくれた兄さんが教えてくれた。リクシャドライバーとトラブってると思ったらしい。うん、ここにも紳士。

ダッカ大学で先生してはるとか。“TSCっていう建物いったらwi-fi freeだよ”って。さすがDhaka university。日本で言うたら東大。

てことで、TSCに突入。恐る恐る、学生さんにwi-fiのパスワード聞いたら普通に教えてくれるwさっそく接続。おー!使えた!free wi-fi最高。近場のホテル何件か交渉して回ったけど、1時間150タカが最低ラインやった。ひどいとこは500タカとかwwwどうせあんたのポケットマネーになるんやろ?



いやー良かった良かった。メッセージがいっぱい、、、と、その時兄ちゃんが声かけてくる。Sojulくん、クリケットのプレイヤーで教育の研究してはる文武両道ナイスガイ。禁煙!と書かれたでかい幕の前で煙草吸うてるしwええの?って聞いたらこう答えた。

“ダッカ大学はルールを破ることによって造られてんねや”

なるほど。パキスタンからの独立の顛末とかけてるわけやね。しばしお互いの話しをした後、彼の寮に招待してくれる。いったん、リクシャで配送屋さんへ。お母さんからの荷物が届いてるはずやから取りにいく、と。

到着。荷物が見つからない。簡単には見つからないのがバングラデシュwなにしろ伝票がこんなんやからww


“違う建物にあるらしい”ということで、移動。おー!物置やな、これは。見つかる気せんぞ。係のおっちゃんが荷物の海をかきわけて探すがなかなか見つからず。小一時間探した挙げ句、ビルの向かいに止まったトラックの中から見つかるwうん、that's bangladesh。てか伝票、水に濡れて消えとるがなwwそら見つからんわ。

そして寮へ。おー、なんか外大の寮を思い出すな。男ばっかりのむさい汚い部屋wでも落ち着く。



ルームメイトのMoshiurと一緒に池でシャワーを兼ねて泳ぐ。バングラスタイル。小魚が足噛んでくるwいやーでも久しぶりに泳いで気持ち良かった。

ほんで初ロンギを着て、ビーフカレーを頂く。うまい。天国ですか、ここは。寮費は無料、食費が3000タカほど、学費も少額やとか。なんせ国立大学やからね。国立の病院もほぼタダ同然らしい。うーん、バングラデシュやりおるなー。街中には綺麗な大きな病院が結構あったしな。最貧国ではないよね、もう。わからん、いい面ばかり見てるからそう思うだけなんか。

お腹もふくれて大学に戻る。時刻は夕暮れ時。広場は学生だけじゃなくて地域の人やカップルでいっぱい。

道を挟んで公園がある。オープンステージ、モクトモンチョというらしい。多くの人がくつろいでいる。驚いたことに、そこでは大麻が堂々と売られていた。しかも売ってるのはおばちゃん。一パックわずか100タカ。そこら中が匂っている。なるほど、ムスリムとは繋がりが深いんやろね。一応イリーガルらしいけど警察も何も言わん。何か言うてきたとしても、それは金目的の因縁やとか。さらに驚いたことに、この敷地は大学のものやったこと。想像してみた。東大の敷地で、どこぞのおばちゃんが大麻を堂々と売りさばいてる姿を。そして、そこで学生やら近所のおっちゃんやらが堂々と吹かしている姿を。うん、ありえへんwまーまー大麻なんかは合法にしてる国も増えてきてるし問題じゃないんやけど、さらに、さらに驚いたのはSojulの豪腕wおばちゃんから受け取って、金払うんかと思ったら払わない。おばちゃんめっちゃ怒ってるけどww

“ここで商売すんのは構わん。けど、ここは俺らの場所や。だから金を払う必要はない。なんか問題あるんやったら大学に文句言え。”

と言って5タカだけ置いて颯爽と去る。あんたむちゃくちゃやなwそして公園で煙草に詰め替えて吸う二人。勧められるが丁重にお断りをwどんな罠があってもおかしくないしね。自分も大人になったなwしばし政治の話やら、汚職、インドに対する本音なんかの話を。そして、お二人さんはええ感じになってきたようなんでお別れを。



むちゃくちゃ貴重な体験したなー。バングラデシュの今に触れた気がする。しかし、彼や彼の仲間はめちゃくちゃ勉強してる。英語ペラペラなうえに韓国語勉強してるし。自分にはちんぷんかんぷんな英語の本を事も無げに読む。かたや、独立後からずっとバングラデシュの交通を支えてきたリクシャのおっちゃんは英語で数字さえ言われへん。格差。道ばたには全裸でご飯食べてる兄ちゃん。学校に通えないこども。高層ビルの根元に並ぶビニールハウス。


そんな世界から生き残って、高い教育を受けられた人たちはもっと大きな世界へ飛び出していく。



日本、大丈夫なんかな。取り残されていかへんかな。

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