7.17.2014

シャカイ

なんでこんなにも不自由な人がいてはんねやろ。
足のない人。手のない人。足がおかしな方向に曲がってもうたまんまの人。手も足もない人。道ばたに佇み施しを求める人、あるいは、家族の人らしき者に引き車に乗せられて市中を練り歩く。彼らを見ると、生きるためには何らかの行動が必要なんや、と強く思う。


カーストの差別なんかな、裸足で歩きまわってる人たち。そら足なくなるよ。ガラスの破片やらなんやらいっぱい落ちてるのに。そしてただでさえ汚い街中、傷口から菌が入るのは自明の理。そういう人たちは薬局で薬さえ買うことができへんのやろな。

そう、コルカタ歩いてて思うのは薬局がやたらとある。昔、なんかで読んだんやけどインドの特許法は少し変わってる。後発医薬品、ジェネリックが発売されるには、元になるオリジナルの薬が発売されてから数年経ってから、と普通の国では決まってる。けど、ここインドはおかまいなし。新しい薬が発売されたらすぐさまジェネリックが安価で登場する。バイアグラなんかがその典型らしい。そういうのも関係してか、薬局がたくさんある。

そんなこと言うてたらここ数日、体がだるい。ここはなんか栄養のあるものを、と市場へ。



バナナ3本で10ルピー。リンゴとミカンっぽいやつも購入。奥へ進むと、一人だけ他と離れて商売してはるおっちゃんが。



うん。ハチやねwそらみんな寄りたがれへんわwでも蜂蜜は栄養たっぷりやから値段聞いてみる。200グラム、100ルピー。100グラム50ルピーでお願いする。ほんまもんの蜂蜜がこのお値段てお得やな。話しながらなもハチがブンブンいうとるww無事に購入して、ハチミツバナナやハチミツリンゴにして食べる。昼からコルカタのほんまの中心部に行ってみる。ごっつい人。次の1歩を考えながら歩くってのもなかなかない機会やw

しかし、ほんまに負の連鎖やな、この交通。焦って割り込んで、苛立って、荒い運転して、まわりが苛立って……とはいえ、優しい運転じゃ進めないw段々と自分も強引になっていくのがわかる。ぶらぶらしてたらまた雨。今日のところはこれくらいにしとくか、と帰路へ。

いやー、一等高級そうエリア歩いてみたら、昔のウォール街もこんな感じやったんかな、と想像が膨らんだ。ビルの作りが、イメージする西洋のスタイルなんよね。


インドの政府銀行かな?かっこええ。


この街でスーツ着て働く人。かたや、裸足でリキシャひっぱるおっちゃん。眠る家も無く、毎晩路上で眠る人たち。格差。これがほんまの格差か。

そして自分はベッドで眠る。ありがたい。







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