7.20.2014

コルカタデイリーライフ

コルカタ暮らしもだいぶ慣れてきた。やっぱり娯楽的には薄いけど、それも悪くない。昼活動して、夜は眠る、健康的な生活。昼間はアホみたいにやかましいのに夜は不気味な程の静かさ。インターネットも無く、考える時間が必然的に増える。

宿の親父さんと話す。コルカタの物価はどんどんあがってるらしい。経済が発展している証か。そこで考えが及ぶのはやっぱり路上生活者。経済の歯車からはみ出した人たちには苦しい現状が続いていると思う。社会保障もなく、仕事もない。あったとしても道路の清掃や、糞尿の処理。得られる金は予想以上に少ない。ほんまか、うそか、自分にはわからんけど、月に1400ルピーとか。



必死で抜け出す方法を考える若い人たち。その手段のひとつが観光客へ声をかけて仲良くなること。その先に詐欺があるのか、強盗があるのか、それとも純粋な友情があるのか、確かめるのは恐い。何人にも声をかけられるが、皆一様に写真を拒むことから良からぬことが待ち受けているのは想像がつく。

そんな中で宿で出会ったバングラデシュからの一家。バングラデシュでの再会を約束して別れる。いやーやっぱりバングラデシュ人はあったかいな。


ドミニクお父さんと色々話したけれど、社会の大きな問題はやっぱり汚職。バングラデシュは良くない、と。インドネシア人と話した時もやっぱりこの話題が出てきた。宿の親父さんも言うてる。発展途上国にはつきものなんやろね。日本でさえ汚職はよくある。これは社会、ひいては人間性についての普遍的な問題か。


ここ数日、街中をデモ隊が練り歩くのを何度か見た。警察官がデモ隊と共に歩いているのも。日本のデモみたい。街の壁には政治的なメッセージのペイントもよく目にする。社会主義のマークも至るところに。なるほどコルカタは共産主義的思想が根強いからこんな感じの街になるのかな。

色々と日々考えることができる。刺激的で自分にとってはまるで異文化なこの街。高度成長期の日本もこんな感じやったんかな。すべてが騒々しくて、ところ構わずツバを吐く。ポイ捨てが当たり前。男社会。でも、ふとした心遣いが優しかったりする。こう書いてる今も、ラマダン、断食中のムスリムが食事を許されている18時30分になり、なぜか自分にも分けてくれたりw腹立つインド人もおれば優しいインド人もおる。当たり前やな。

食事についてはまるで天国。100円も出せばお腹いっぱい。ビールも大瓶で150円ぐらい。そら街の人、みんな腹出てるわw食べることが大きな娯楽。そしてヒンズーの女性はぽっちゃりしてる人が多い。牛が神さんみたいなもんやから、それに近いのは美の証明なんかな。反して若い人はジーパンにシャツやったり、日本と変わらない感じの人が多い。バイク乗り回したり、イタズラしたり、これは世界共通か。そして、じいさんは言う。

“昔は良かった”



そんなインドも一旦さいならしてバングラデシュへ行きたい。バスのチケット買いに行ったら、

“ビザは?”

領事館の人はアライバルでとれる、て言うてたけど。

“そんな話は聞いたことないな”

え?いるん?もうわけわからん。なんか不安なるやん。明日もっかい聞きにいこ。では、よい休日を!





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