7.27.2014

お宅訪問

翌日さらに道連れであだっちゃんとPritamの実家へ招待される。KhulnaからNarailへ、約2時間バスに揺られる。着いた先は自然が溢れる村。やっぱりここでもムスリム、ヒンドゥー、クリスチャンが生活してる。おもしろかったのは、ヒンドゥーの寺とモスクが塀一枚で隔てられているシーン。うん、異文化やねー。


彼の実家でまたもや厚く歓待していただく。お母さん、常に爆笑wwいやー幸せ。息子が外国人を連れてきたのがよっぽどうれしいんやろな。食事に腕をふるって頂いて、お手製のマンゴージュースやドリアン、エビ入りの甘辛いカレー、マトンにライス。食後には“パン”と呼ばれる苦い葉っぱを食べて、叔父さんにもらった煙草を吸う。うん、ほんまに幸せ。

その後、子どもたちと遊んだり、近所を散歩したり。村の人たちは“何事や!?”とばかりに自分たちを凝視。

いや、なんかすんません。僕ら偉くもなんともないんでwwでもほんまにありがとう。とても幸せな経験でした。


帰りながらおとうさんと少し話す。

“自分たちの国は貧しい。けどライフスタイルは豊かや。”

うん、それはほんまに思う。いままで何ヵ国か見てきたけど、田舎の人たちは総じて幸せに見えるんよね。ゆったり、のんびり。森にはフルーツもあるし、川で泳いだり洗濯したり。生活がそこで完結してる。それが豊かな要因なんかな。もちろん、自分には見えない現地の問題もあるやろうし、若い人はやっぱり街へ出たがる。

家族のみなさんと別れて、世界的に有名やと言われるS.N Sultanというアーティストのローカルミュージアムと墓を見学に。彼の作品や使っていた物が展示されている。


うーんwこういう感性好きやわ。何でも大切にしはるね。そしてスワンの奇抜な像が展示されている。うわー!めっちゃこれ好きやわ!と言うたら、これ、実はSultanじゃなくて館長さんの作品wwさすが館長さん、いい仕事してはる。


ミュージアムにあったSultanの絵は現地の伝統的な生活をテーマに描かれたものが多かった。そして巨大。絵を前にすると、迫ってくる。そっちの世界に行けそうな感覚。


その後、ムガール帝国時代にこの地方を統治していた人の家や、河、謎のテーマパークに案内してもらう。土曜の昼下がりにテーマパークに集う野郎たちwちょっと異様な雰囲気wムスリム文化やからなのかカップルを見かけない。これもまた興味深い。

十分堪能させてもらってクルナへ戻る。おー!!今まで乗ったバスの中で一番アグレッシブwwまるでジェットコースター。平和な田舎の中、鳴り響くクラクション。窓から入ってくる木や葉っぱwwむちゃくちゃおもろいやん。

道中、バスから村人が何かを追いかけているのが見える。手には木の棒。何を追っているのかはわからなかったけど、ただならぬ雰囲気やったのはわかった。Pritamいわく、内輪揉めや、と。てことは人が襲われてるってことか。。。


そしてジェットコースターは無事にクルナまで。そっから彼の大学の近所のマーケットへ。学生街やね。すさまじい人。そこでミルクティーとコーヒーを混ぜたティフィとかいうのをいただく。さらにPritamから自分たちにプレゼントが!あだっちゃんにはサングラス。自分にはブレスレット。泣けてくるな、ほんまに。

そしてホテルで御菓子たべて、なぜか一緒に就寝wwバングラ人は男同士でも手をつないだり腕を組んだりする。ちなみに自分も帰りのバスで少し手つないでましたwうん、バングラほんまにおもろいわ。

翌朝、あだっちゃんはダッカへ。Pritamはまた地元へUターン。僕らを送り届けるためだけにクルナへ帰ってきたんか。どこまで優しいねん、胸痛いわ。

彼とは当分会えないようなのでバングラを再訪することを約束。日本にも是非来てほしい。

“僕達はどこの国に行くにもビザが必要や。そしてビザが取れたとしても旅行に行くお金がない。だから将来、衣服輸出のビジネスをして、色んな国に行きたい。”





彼の夢が叶いますように。

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