6.04.2014

世界の車窓から

前の記事からの続き



そんで、まーどうにか無事にチェンマイを出発できた。味のある国鉄の電車。旅に出る二人。おもろいなー。旅は道連れ、やっけ?なんかそんな感じ。

“電車の中でビール買ったら高いから乗る前に買っとこな”

なんかそんなことも言うてたなw結局、中で買う。


うん。快適。ホッとして腹が減り、高くて美味しくない飯をつまみながら飲む。悪くない。景色はひたすら自然。地元と変わらんわーとか言いながら時間が流れる。2人とも連日飲んだくれてたからか、すぐ横になる。フランス語がうるさい。

気がついたらもうアユタヤ。朝の5時。


寝ぼけ眼で近くのセブンイレブンまで買い出し。アユタヤからは普通列車に乗り換えてバンパ・インまで。国鉄の普通列車、タイ人は無料やねんて。ええなーと思ってたら駅員さんが“近いしタダでええよ”ってええんかいwこの辺がよーわからん、タイ。タバコも禁煙マークようけ貼ってるのに別にいいしww

ようやくパットの故郷に到着したのが朝の7時頃。おー!!たしかにでっかいレストランや。





リバーサイドの立派なレストラン。もう80年ぐらい経営してるんやって。パット、あんたもしかして金持ちか?そやけど、事情があってここには居れなくてずっと故郷からは離れてる。色々話してたら彼のおばあちゃんがでっかい海老持ってきてくれた!!


伊勢海老?なんかわからんけどむちゃくちゃうまい!もう1個食べる?もちろん!おかわり。


ごっそうさんです。殻は川にポイっ!さすがタイ。魚が食うねん、てほんまかw
ちなみに1個、800バーツらしいっす。。2個も食べてもうたやん。

おまえはうちの家族のゲストやからな、と。うん、涙出そう!と思ったら下のほうでした。すんません。




ほんで、食後にタバコ吸いながら話をする。どうやらお母さんとの関係があまり良くないらしい。しかし、パットはこれから3年はオーストラリアに住むことになる。だから今日、挨拶するべきかどうか、マサどう思う?って、あんたそのためにここ来たんちゃうんかい。会いたくないのは分かるけど、今挨拶しとかんかったらずーっとできひんやん。

と、ボンクラ息子の自分が偉そうに言うたりました。うん、相手知らんからね。ええねん。これを心理学でトランスピアレンシー効果って言うてね、、て今はどうでもええか。

そう、ほんで何故かお母さんに俺も一緒に挨拶しに行ってww


ま、結果丸くおさまりました。そして親父さんも現れ、


んーなんでこうなんのかな?wwいや、ボク、ちゃんと遠慮したんやで。親子の記念に2人で写真撮ろかって言うたら、“何言うてんねや、お前も入れ!”って。俺が一番緊張してるやんww

うん、タイ人は温かいなー。

ただ、パットの問題は予想以上に大きくなってて、お母さんはパットを温かく送り出したけど、“もう帰ってくるな”と言ったそうな。命に関わるから。





なんか途中から夢でも見てるんちゃうかな、と思いながら流れに身を任せてた。パットと一緒にチェンマイからの電車に間に合った瞬間から、“あーレールの上に乗ったな”、という感じがしてた。“歯車が動き出した”っていうた方が伝わるかな。

チェンマイに向かう時も、それに近い感情があった。そんでチェンマイから離れる時に“歯車”の感覚をしっかり感じた。

パットの人生のおっきな岐路に立ち合ったってことなんか。新しい旅が始まったってことなんか。いま、スワンナプームのホテルではすごく冷静で、例の感覚はないんやけど、一体なんやったんやろ。旅人はみんなこんな感覚感じてんのか?





まー疑問はいずれ解決するとして、パットとはバンコク行きの電車のなかで別れた。良い船出になってよかったよかった。また大阪で会いましょ!

0 件のコメント:

コメントを投稿