6.14.2014

シキホールからもどって

いやーシキホールおもしろかった。夢みたいな島で時間の流れが違うかった。滝見に行ったり、泳いだり、海眺めてぼーっとしたり、、、



こうやって豊かな時間を過ごしていて1つ思ったこと。日本に居たとき、なんでそんなに急いどったんかな、と。シキホールで考えてみると、あの生活が狂ってたとしか思われへん。そんな急いでどこ行くん?そんな急いで何が変わるん?時間、時間、時間。なんであんなに追われてたんやろ。。







バカンスも終わる。シキホール港からドマゲッティへ。港に降り立つと空気がちがう。現実の音がする。車、クラクション、声。活気。フィリピン、すごいギャップや。いろんな世界持ってんなー。おもろい国や。


ドマゲッティ空港からマニラへひとっ飛び。


税関でドーディつかまるwうん、見た目怪しいからな。貝殻没収。ビン没収。そこまでは我慢してる。大事なジッポまで没収されそうになる。さすがにそれはイヤや、と抵抗。500ペソ出したら許したる、と職員。恐喝やんけwwドーディ、ジッポの中身全部出す。綿、石、捨てる。さすがに職員もオーケーしてくれた。他の職員が制汗スプレーを見つける。おもむろに俺から没収したライターの火をつける。火に向かってスプレー噴射。ブォォーって火炎放射になる。職員一同、うぉってびっくりするwwいや、そらそうやろwwあほかww

うん、このスプレーはあかん。

て、あほかw



飛行機の中でジョセフ君と話す。マニラに住む彼女に会いに初めて飛行機乗ったんやって。なんか微笑ましいなー。“次にドマゲッティ来たら一緒に魚採りに連れてったる”て。ええやろなー。フィリピンの海、ほんまに好きになったし。
互いの文化の話とかしてたら、あっという間にマニラ。やっぱ飛行機快適やw

とうとうマニラに帰って来てもうた。タクシーのしつこい呼び込み。渋滞のなか花を売り歩く少女。凄まじいクラクション。ここまで来たらやっぱり狂ってるとしか思われへん。なんでこんなにギスギスしてんねや。そして狂った街、マカティへ。空気が違う。一体なんなんや、この街は。東京みたい、たぶんニューヨークもこんな感じなんやろな。近代化の道を進み続けるとこうなんのか。均質化された世界。軒を連ねるマクドナルド、スターバックス、ケンタッキー。どこかで見たことのある景色。一部の大企業が世界各国を食い荒らしてるようにしか見えへん。植民地の時代とやってることは根本的に変わらへんよね。そんでスラム。


もともと、世界には人間が食べていくには十分な食糧があったのに。山の幸、海の幸、自給自足で。いつからこんな風になってもうたんやろ。たしかに産業革命、近代化、資本主義のおかげで、いつでもアイスクリームが食べれるようになった。治らなかった病気が治るようになった。でも、世界の道ばたでは、“お金”がないからご飯を食べられへん少年少女がおって、不衛生なところで寝て、観光客に金をせびる。今まで散々豊かな暮らしを満喫しといて、今さら彼らの存在に気がついたわ。じゃあ、何ができんねん。と言われたら、今の自分には何もできへん。ちょっと多めに金払うぐらいしか。

能力のある人はどこにでもおる。シキホールにもおった。英語もペラペラ。体力もある。でも仕事がない。マニラに出てきたところで結局出ていくお金も多くなっちゃう。そうなると出稼ぎか。出稼ぎするということは現地で搾取されるってこと。矛盾しとるなー世界。そして自分。





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