やっと来たぜよ

とうとうやってきた、この国。

東と西が交わる世界、イスタンブール。

イスタンブール、サビハ空港に着いたのが深夜12時。

入国審査、そんな適当でええのww

何も聞かれず、何も書かずに入国。

空港から小一時間ほどバスでタクシム(Taxim)という街へ。14リラ！！！

1リラで50円ぐらいやら700円wwインドから来た人間にはぼったくりにすら感じる。インドで700円あったら1日過ごせるからね。

空港のタクシーも全くしつこくない。人もみんな忙しそう。

うん、インド恋しいよw

よく整備された道を走るバスの窓からは高層ビルが見える。田舎者丸出しでキョロキョロ。さすがEUに入るか入らんかって国。

真夜中にタクシムに到着。スルタンアフメドってとこに行きたかったんやけど、電車は終了してるらしい。

交差点で初ケバブを。5リラ。

写真家のエムリーって兄ちゃんがフレンドリーに話してくれて心が開く。

メトロは朝6時に始発らしいので、待つことに。インドで鍛えられた体には5時間ぐらいなんともないわ。と、この時は思った。

広場ではギターを弾く兄ちゃんや、客待ちのタクシー、酔っぱらい、カップル、若い兄ちゃんたち。どことなく日本に似てる。イスラムの国やからもっと保守的な感じやと想像してた。手をつないで歩くカップルを見るのは久しぶりやなー。

そして、怪しいおっさんの売り文句。

“パーティあるから行こうや！”

どう考えても危ないでしょwと普通に返事したら、普通に諦めるトルコ人。いやー、なんか物足りんぞ。

歴史的な街並みやけど、クラブからいい音楽が聞こえてくる。

居心地の良さそうな公園のベンチで横になる。しかし、結構寒い。盗人のサンダルでは冷えて足が痛いほど。

トルコ初日から野宿とはなー、とぼんやりしてたら兄さんが近づいてくる。

トルコ語で何か言ってキスされるww

まじかー。

自分はゲイではない、と訴える。数分後にも別のおっちゃんが“一緒に歩こう”みたいなことをww

ここ、一応イスラム国やんねw

女の子には全くモテへんのに男には無駄にモテるw

参ったなー、と一服してたら声が聞こえてくる。

“チャイ、チャイ”

なつかしー！インドでよく見た歩き売りの紅茶屋さん。寒さもあって1杯頼む。1リラ、50円。砂糖何個入れるか聞かれる。この質問が欧米個人主義っぽいなー。ここらではストレートティーなんやね。

“ティシェケル”

ありがとう、って意味らしい。

ほっと一服してたら、ごっつい兄さんがライター貸してくれ、と。

メメットって名前の兄さんで、レスラー。折角なんで色々と言葉を教えてもらう。めっちゃいい兄さんやねんけど、スキンシップがww

こんなんに襲われたら絶対無理やん。一応確認したら、バイセクシャルらしい。

トルコ、日本と変わらんね。

“トルコ人は、うーん、危なくて、おもろいよ。この国は自由な国やでー。オランダみたいなもんや。”

法律的には同性婚は認められてないけど、同性愛は珍しいもんでもないらしい。

“この辺りはゲイばっかやから気つけやー”と去っていく。

少し場所を変えて、ベンチで眠る人たちに紛れて眠る。

真夜中やってのに、車も人もとぎれない。これなら強盗は無いやろう。

インド出てから30時間ぶりに横になる。

寒さで震える。カバンからパーカーを引っ張り出してもまだ寒い。まー、あと2時間のガマンや。

少し眠れた。

朝5時半。メトロの様子を見に行く。10分ほど待つとシャッターが開く。

駅員さんの朝チャイをお邪魔しながら行き方を教わる。

メトロは一律4リラみたい。

タクシムからカバタス(Kabatas)へ、乗ったことのない先進的な地下鉄で。

そっからチンチン電車に乗り換えて目的地へ。

まだ夜も明けきらない街は感動的に美しくて、疲れも忘れて歩き回る。

8時を過ぎたあたりから、人が動き出す。出勤する人たち、道路の清掃、猫。

露店の準備をする紳士が聞いてきた。

“バングラデシュからか？”

まさかの質問wなかなかいい目してはるね。

観光客は圧倒的に西洋からの人が多い。もちろんアジア人も。

人も動き出したことやし、宿探しを始める。

ビックリするほどの値段。6000円当たり前。ドミトリーでも2000円。おっちゃんに聞いてもその値段がこの地区では最安らしい。うーん、不可能。

インターネットの力を借りる。1000円のドミトリーがカバタスに。予約して来た道を戻る。

カバタスの街は芸術的な迷路。

鬼のような階段を登ったり降りたり、クタクタや。膝わらっとるやん。

Route39
ドミトリー1泊1000円。だいぶ迷ったけどドミノピザが目印。

やっとシャワーを浴びて一眠り。

輸入商材を求めて旅する日本人のコンビと同室。いい刺激をもらう。

さて、明日から歩き回ろう。