長かったインド、バングラの旅行ももう終わりに近づいてる。
心身ともにリラックスさせてもらったゴア(Goa)とさいならしてコチ(Kochi)へ。
宿屋のRussとお別れをしてバスでターミナルへ、15Rs。バスの車内では心地よいクラブミュージュックが。運ちゃんノリノリww
この街はほんまにインドじゃないみたい。街は小綺麗やし、クラクションも少なく静か。歩く人たちも男女ともに西洋ファッションが大半。
ポルトガル国籍、ビザの申請をサポートする会社の看板が目に入る。
教会や十字架がところどころに。
バスを乗り換えて駅(Madgaon JN)へ。10Rs。
車掌さんに教えてもらって降りる。少し歩くと駅に。
やっぱりインドくさい。
じいさんが力なく座ってる。
チャイのおつりの4Rsを渡す。微笑んで感謝してくれる。右手の指がほとんど無い。
一体どうやって生きてきて、どうやって生きていくんやろ、この人は。
警察官に何か言われている。
毎日、毎日、邪魔者のように扱われながら、ここに座り続けていたんかな。
翻って自分。
3日間、海を何時間も眺めていた。
そして気がついたのは、
自分はとてつもなく自由やったんや、ということ。
にやけるほど自由。このインドで。世界で。
日本人として生まれ、自由に世界を旅行できる自由。
ナポレオンでさえ得られなかったほどの自由を、自分は手に入れていた。
そして、これは、非日常の連続のなかで忘れていたけど、自分の夢のひとつやった、と。
お金に限りはあるけれど、これこそ自分の夢やった。
そんで、その制限さえ無くなれば、自分の究極の夢が実現される。
それは難しいことやけど不可能ではない。
砂漠を歩いていた時に気がついたこと。
遠くを見ながら歩くと、なかなかたどり着かない。
でも足元を見ながら歩くと、案外早くたどり着く。
て、ことは、、、?
この3ヶ月の旅で出会った人たち。Pritam、Ali、Russ。
みんな口をそろえて言った言葉。
“人生変えたいねん”
めっちゃ青臭いんけど、自分もそう思う。だから旅に出たんやったんかな、と。
彼らとなら一緒に変えていけるんちゃうかな。
そういやRussが言うてたな。
“閃きこそが一番大切や”
そんなことをぼんやり考え続ける電車待ちの長い、長い時間。
この時間こそ、インド旅行の醍醐味のひとつやな、と今は思う。インターネットもなく、話相手もいない。ただ、行き交う人をながめ続ける時間。めちゃくちゃ不安な気持ちになったり、なにかを思いついてノートに書いてみたり。
そんな貴重な時間も今回で最後。
コチの空港近くの街、エルナクラム(Ernakulam)行きの電車はわずか30分遅れで発車。
列車番号16345。415Rs。マドガオン駅(Madgaon JN)は始発駅ではないらしく、既に人が乗ってる。案の定、自分のシートには知らんおっさんが寝とる。まー定番やね。
おっさんと席を交換する形で自分の席を確保。現地の若い人たちはこのスリーパークラスより更にワンランク下のジェネラルってやつで10何時間も平気で旅行する。座席指定のない切符やね。電車がホームに止まりきる前から席取り戦争やからねw自分には無理ですわ。
深夜12時過ぎの発車ってことですぐ眠る。
寒さで目が覚める。まだ早朝。
デッキ部分でこっそり一服。この瞬間が一番好きやな。
厚着してもう一眠り。
今度は暑さで目が覚めるw
ムンバイからのビジネスおっちゃん、Mr.Bimalと話して時を過ごす。
このおっちゃん、聞けばジャイナ教徒らしく超ピュアなベジタリアン。卵さえ食べない。宗派によっては、イモなどの地下にできる植物さえ食べない教徒もいるとか。収穫時、引き抜くことでその植物を殺すことになるかららしい。食事も日の出から日没の間までに限られている。
虫も殺さぬジャイナ教徒。口からバクテリアを吸い込まないようにマスクをする聖職者の写真や、全裸で大人気のおっちゃんの写真を見せてもらう。世界は広いなー、ほんまに。
おっちゃんに教えてもらって無事に下車。
エルナクラムの街はケララ(Kerala)という州に属しているらしい。ヒンディーと現地の言葉、英語の表記。
現地語、名前忘れたけど、どことなくタイ語やミャンマーの言葉に似てる。
宿探しと探検を兼ねて2時間ほど歩き回る。
街は小綺麗で、見たことない衣装のおっちゃんも。なんとなく今まで滞在した街とは違って洗練、とまではいえないけど、さっぱりした感じがする。宿もきちんと料金表を作っているところが多い。
しかし、とにかく暑い。湿度が高いんやろね、荷物持って歩いてたら汗が滝。宿屋を何軒か聞いてまわったけど、満室のところも。安いところは200Rs~。でもwi-fiが無いらしく、自分は下記のホテルに。
Paulson Park Hotel
Carrier Station Road, South Junction
Ernakulam, Kochi-682 016
一泊675Rs。カフェでは久しぶりに電波バリバリのwi-fi。
ガイドブックもいいけど、せっかく自由に旅をするならこういう偶然に身を任せる方が自分は好きやな。自分の歩き方を作る感じで。おかげで素敵な出会いに恵まれた。
と、思いきやカフェに地球の歩き方がwwいつもやつらは一足先やなw
てことで、快適なホテルで2泊してフライドバイ。
でも足元を見ながら歩くと、案外早くたどり着く。
現地語、名前忘れたけど、どことなくタイ語やミャンマーの言葉に似てる。
Ernakulam, Kochi-682 016
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