9.23.2014

ルーツを求めてコチ探検

昨夜、インド人の父を持つ友人から連絡。

お父さんの出身がコチかも、とのこと。そのお父さんは今はどこにいるのかわからない。(あってるよね?)

彼のルーツを知るための手掛かりになるものがないか、と1日うろうろ。

写真が多いんで重いかと。




とはいえ、どこに行けばいいのかさっばり分からん。てことでお菓子屋の兄ちゃんにお勧めを聞く。

“フォートコチ行ってみたら?”

でたよ。またフォートか。城みたいなもんで、インドの要所要所にある。有名なビーチもあるらしいんやけど、手掛かり探すにはこっちのが良さそうなんで行ってみることに。

教えてもらったバスでフォートコチまで13Rs。

大きな川が見える。海運も盛んなんかな。


途中、道路を闊歩するデモ隊が。ちゃんと警察が同行してる。

30分ほどで到着。

めっちゃ観光地。インド人もようけ遊びにきてはる。宿もたくさん。なるほど、安そうやし次回はここに泊まろう。

チャイ屋で一服。

南インドの食べ物かな。ライスでできてるらしい。


弾力があって、少し甘い。例のお父さんもこれを食べて育ったんやろか。

店主はここで13年チャイ屋やってはるらしい。ちなみにムスリム。


ちなみのちなみに息子さんはレスラー。

このフォートコチのエリアは

クリスチャン 60%
イスラーム     35%

ぐらいの割合らしい(リクシャのおっちゃん情報w)。

実際、辺りを歩けば教会をよく目にした。







ほんで、肝心の城はどこにあるんかいな?と小一時間ほど歩いてたら教えられる。


“もう無いよ”

??

戦いで壊されて、この辺りがその跡地ってことらしい。

ちなみにめちゃくちゃ笑顔の素敵なこの兄さんは仏教徒。コチすげーな。宗教のるつぼかw



もっかい辺りをぶらぶら。

チャイニーズネットって呼ばれてた。伝統的な漁かな。



“God's own country”。クリスチャンな響きやね。


どことなく西洋の香りがする街並み。





バリバリ共産主義の前市長の慰霊碑?


そっかー、城ないんかー。と少しがっかりしながら歩いてたらリクシャのおっちゃん登場。

50Rsで色々回ってくれるらしい。安すぎて警戒するけど、大丈夫そう。

連れてこられたのはスパイス屋さん。なるほど、店から運ちゃんにバックマージンがあるんやろな。

このケララ(Kerala)はスパイスの産地で有名らしい。


香りのオンパレードでもう鼻がバカ。

これは卸売りの倉庫かな。オランダがどうのとか言うてはる。



 

ほんで教会やジャイナ教の寺を見学。




ほんまにすごいね、この街。


色々まわって一番衝撃的やったんがここ。


顔はさておき、この街、ユダヤ人街らしい。一体この街はなんやねん。少し離れた地区には余裕で多くのイスラム教徒住んでるし。それが理由でこういうことになるんかな。

ユダヤ教徒の墓


塀は完全防備。


やっぱり色々あったんやろうか。

この地区は他に比べてさらにゴミが落ちてないし、洗練された雰囲気のお店も多かった。


クリスチャンも。




ほんで、初めて入るユダヤ教の礼拝堂(Synagogue)。



入場料5Rs。写真はもちろん厳禁。

中には綺麗なシャンデリア。綺麗なタイル。誓いをする場所かな、囲いがしてあって、中には入れへんのやけど、そこに立ったらどういう気分になるんかな、と想像がふくらむ。

マハラジャの庇護を受けて暮らしていたそうな。



コチ、むちゃくちゃ興味深い街やね。しかもなんとなく空気が温かい。

親父さんがこのエリアに住んでたのかどうかはわからんけども、この超特殊な環境の影響は受けてたんやろな。だから、友人のあの人はあんな感じなんかw

と、納得しながら帰りはエルナクラムまでボートで。7Rs。


そっから例のごとく迷いながら街を見物。

やっぱりインドじゃないね、この街は。






他には高そうな高層マンションや、路地には服屋さんが大量に軒を連ねてる。ちなみにゴアでもそうやったけど、牛肉も食べれちゃう。

街の人たちもインド人らしくなく、あっさり、さっぱり。そして笑顔が一段と素敵。

インド旅行最後にこの街に来たのは大正解やな、と。インドに対する興味が更に深まった。

かなり名残惜しいけどさいならインド。

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