1.29.2015

アムスもろもろ

さて、早いものでアムステルダムももう終わり。毎日毎日いろんな人に会っていろんな話してます。道ばたで出身地聞いたらほんまに世界中から来てる。遊びに来てるだけじゃなくて、働いてる人、勉強しにきてる人、流れ着いた人、いろんな人種がさまよってる。

レオおすすめのRoestっていうバーはほんまにいい雰囲気で、ビールも安いやつは2.50ユーロやし、表では常にどでかい火が炊かれてる。トイレには自由に弾いていいピアノが置いてあって、レオとエリオットは即興の曲を披露していろんな人と繋がっていってる。自分も特になんもしてないけど、“日本好きやねんなー”とか“日本行きたい”とか言うて声かけてくれる。やっぱし、日本はひとつのブランドなんかな、と改めて思ったり。ただ、自分の英会話能力の低さを痛感したりもする。ここはほんまに英語が当たり前。

アムステルダムらしいのはジョイント吸いながら政治の話をするとか普通。まだ大学入る前の若い兄ちゃんやったけどアジアの歴史も詳しくて、すっごいハイやねんけど言うてることちゃんとしてるっていう。これがアムスなんかな、とか思ったり。議論に入ってきたおじいちゃんも普通にジョイント巻き出すしw

美術館もむちゃくちゃようけあって、日々チャリンコで街を走り回った。それもレオのおかげで美術館に無料で入れるカードをレンタルしてくれた。一週間借りて15ユーロ。ゴッホ美術館の入場料だけで15ユーロかかるからどう考えてもお得。これはほんまに助かった。

バスやトラムの乗車料も結構かかるらしく、自転車の方が断然安い。平地やから漕ぐのが楽やし、なによりアムステルダムの雰囲気が味わえる。自転車最強。自転車用レーンが完璧に整備されてて、夜道をドライブするのがほんとに爽快。信号複雑過ぎてどれ見ていいかわからんけどw歩道を普通に原付二人乗りで爆走してたり、小さくてカワイイ障害者用の車は自転車ゾーンを爆走やしwデンマークのChristianiaで見たような荷物を乗せられる自転車が普通にあるし、インドのリクシャみたいな人力タクシーもあるし、バングラみたいに自転車のまんま船に乗って向こう岸に渡るとか。とにかくいろんなものがミックスされてて、いままで旅行してきた街の香りを至るところに感じる。でも、全部がひと味違う。

有名なレッドライトエリアを夜中に歩いたけど、川沿にはディーラーらしき人が並んでて、危なそうな兄ちゃんやベロンベロンなおっちゃん。ほんまに日本みたい。

アムスで働くポーランド人の兄ちゃんと公衆トイレの前で話したり。相方のコトが終わるのを待ってるとか。こんなに異人種が住んでるのに、彼いわくやっぱり差別は全然あるんやとか。些細な違いやイライラはどこにだってあるから、もはや気にしたら負けやなと自分の中で結論は出た。

ほんでその売春街、警察官もうろうろしてて危ない雰囲気がするのにここでは何も起こらないっていう。おまわりさんもロン毛の兄ちゃんやし。そんな感じで回ってるっていうのが不思議な感じ。

レオとエリオットはミリタリーポリス相手にボイスパーカッションやってるし、聞いてるおまわりさんも楽しんでるっていう。一緒に滞在してる間に2人は路上で演奏して初めて10セントユーロを稼いだ。

ベストフレンドの2人が一緒に居るのは珍しいらしく、貴重な時間を共有させてもらいました。終盤にはクレモンも合流し、ほんまに今回の旅の半分はフランス人との旅でした。これもほんまに縁やね。

フランス人がフランス人と出会うとフランス語が止まらないっていうのは印象的やった。これは日本人と一緒やな、と。英語が苦手ってのもあるんやろけど、それだけフランス語でないと表現できないなにかがあるんやろね。

アムス滞在の一週間、毎晩音楽とビール。意外とコーヒーショップに入り浸るってのが無かった。マジックマッシュルームも、スマートドラッグも試す時間がなくて残念。

Nemoっていう美術館なんかな?科学的なアトラクションがいっぱいある施設はかなり良かった。入場前に一服していくことおすすめしますwワイワイ言いながら一緒に行ける友達がいるってのがありがたいね。

でも一番印象的なんはやっぱり街の雰囲気。街全体が、レオの言うようにフェスティバルみたいでクラブからクラブへ、自転車を飛ばすっていうwしかも堂々とハイになれるw中心地で路上演奏してた兄ちゃんのパフォーマンスにみんな大盛り上がりやからねw全員ハイなんちゃうかとww

エリオットはフランスアクセントバリバリの英語で通りすがりの人に声かけてハイタッチをばんばんしてくしww普通にハイタッチ返すアムステルダム人がおもしろいw

レオは普段は大麻の摂取を止めてたけど、親友のエリオットとならということで滞在中は一緒に吸った。ハイになった時に彼は大学の教授になれるんちゃうか、と思うほど深いテーマについて説得力を持って話す。普段からよー勉強してるんやろね。

クレモンはインド行きのビザ取得が遅れて3日しか一緒に居れなかった。ま、クレモンらしいよねwおまけにアムステルダムに着いた時にバックパックが行方不明。お前はおれかw結局翌日には航空会社がきちんとレオの家に送り届けてくれた。

そうそう、滞在中レオの引越を手伝ったり。ルームメートのポーランド人がお国に帰るに伴って移動。新居は4畳半に風呂トイレ共有で400ユーロ。アムステルダムは食料品やタバコ、ビールは意外と安いけど、家賃だけはえげつない。

そんなアムステルダムも、愉快なフランス人も、自分の旅も終わり。

0 件のコメント:

コメントを投稿