1.22.2015

独立国家

1月20日

朝6時にセットしておいたアラームで目覚める。荷造りが終わってなかったんで急いですます。

シリアルとナッツとヨーグルトの朝ごはん。ヨナスが学校行くのに起きてきた。よかったよかった、最後にちゃんと挨拶できて。

ヨハナスと子どもたちもキッチンに降りてきた。みんなとハグしてお別れ。ローとハイタッチ。俺が行くってわかってるんかな。こいつは4才とは思われへんほど頭ええからなー。やんちゃやけどw

最後にタバコを吸って予約してあるタクシーを待つ。7時5分。時間通りに来る。おばちゃん運転手が元気に迎えてくれる。この村から電車の駅まで向かうんやけどバスの路線がないからタクシーしかない。でもちゃんと地域の補助金みたいなんがタクシー会社に払われてるんやろね、わずか39クローナ(600円弱)で行ける。予約客を順番に拾っていく。なんかタイみたいやね。乗り合わせた2人組はフランス人やったしwwちょっとフランス語話せて嬉しい。

ほんで、Limmared駅に着いたのが発車2分前。すばらしく綺麗な駅。

同時に列車が2本到着してテンパるが、駅員さん発見してダッシュで質問。あぶな。これ間違えたらえらいとこ行ってしまうとこやった。車内はガンガンにあったかくて、眠る。

Alvesta駅で乗り換えのために1時間ほど待ち。アジア人が珍しいんかしてすっごい見られる。インドかwま、日本の田舎でも一緒か。

そっからKobenhavn Hって駅まで直行。あまり人も乗ってなくて快適。電車の切符はジミーちゃんに事前にネットで買ってもらっててLimmaredからKobenhavn Hまで348クローナ。時間が早いからかこれが安くて、しかも早い電車やった。4時間ちょい。ちなみにネットで購入時、外国発行のクレジットカードは使えないようなので注意。

途中、Malmoっていう大きめな駅を通る。Uddeboで会った人もここ出身って人が何人か居たな、と思い出す。歴史の香りがする建物やグラフィティがあふれてる。途中下車の旅ならここで一回降りてたやろな。

その後すこし海の上を走っておそらく国が変わった。で、着いたのがここ。コペンハーゲン。

行きたいところはただひとつ、Christiania。正確にはコペンハーゲンの中にある自称独立国家ww

この村は大学時代にデンマークの文化についてレポートを書かなあかんくて、いろいろテーマ探してる時に出会った。もともと軍の敷地やったとこにヒッピーたちが住みはじめて、独自のルールで回ってるそうな。言うてみたらUddeboの進化系。ま、彼らはべつに独立目指してないけどね。

で、Christiania向かう前にとりあえずお腹も空いたしスーパー探しをかねて探検。

自転車がむっちゃ多いね。駅前、大阪みたいになってるやんw


グラフィティもやっぱりそこら中にあるし、電車もなんかかっこええし。自転車のタイヤだけ転がってたりwwただ、雪がむっちゃ降ってて歩くのも疲れたんでマクドナルドで妥協。チーズバーガー1個10クローネやから、182円か。3つ買う。やっぱり普通に英語通じる。デンマーク語話せよって思うけど楽してしまう。

さ、Christianiaへ。聞いたら駅前から“A9”のバスで行けるらしい。待ってたらジミーちゃんみたいな兄ちゃんや、黒人さんやら、トルコ人っぽい人、ヘッドフォンでノリノリのムスリマとかいろんな人居てておもろい。ほんでバス来て行先を言う。なんぼやったかな、700円ぐらいやった気する。運転手はなんかイライラしてるっぽい。首都ですからねー。

窓からずっと右を眺めてたらChristianiaの入口発見!急いでストップボタンを押す。運ちゃん止まってくれよ。まー、首都ですからね。

少し歩いて、いざ入国。中は写真禁止。ていうのも、なかでは普通に大麻やハシシが売買されてるから。デンマークの法律では違法なんやけど、この敷地内では問題なし。これはすっごい興味深い。政府が黙認してるってことやからね。本気で潰したかったら警察動員して全員逮捕して終わりにできるのに、そうしない。

メインの通り歩いたら普通にニオイしてるし、販売店が並んでて、兄ちゃんが“can I help you?”って声かけてくるw値段聞いたら安いやつで3g100クローネ。2000円弱。

一応、Christianiaのなかでもハードドラッグは禁止されてるんやけど、スウェーデンで聞いた話ではいまやコカインやスピードなんかも売買されてるんやとか。それはちょっとがっかり。村自身でコントロールしきれてないってことやからね。

ほんで、ここもひとつの観光地みたいになってしまってる感は否めない。まー、そこに自分も来てるんやけどさ。商売、商売してしまってる。カフェや土産物屋、喫煙具屋が並ぶメイン通りを抜けると池が。

むっちゃええとこやん。首都にこんな平和な場所があるなんて。荷物と寒さで疲れたんでしばらく休憩。

遠くで聞こえるパトカーのサイレンや車の騒音。全部別の、遠い国の話みたいに聞こえる。白鳥がゆっくり泳いでる。鳥の鳴き声。放し飼いの犬。散乱したゴミ。ここがまるでインドのように感じる。

足音が近づいてくる。人間の足音にしては大きい音やな、とふと見ると白馬が走ってるwwインドやね。白馬にまたがった北欧人らしい綺麗な金髪の少女。さらには、クリスチャニアバイクと呼ばれる特殊な形をした自転車に子どもを乗せて走るおやじさん。ボイスパーカッションで遊ぶ兄ちゃん。いい雰囲気のカップル。普通にドデカイジョイント吹かしながら歩く紳士w

建物はどれも芸術的なペイントが施されてるし、壁にはグラフィティが延々と描かれてる。意味深なメッセージが書かれた家や、謎の写真。謎のほこらwこの村自体が美術館なんやな、と理解する。ちなみに村内は車両進入禁止。

やっぱり雪の中歩くのはかなり体力使うらしく、もう動く気力がないwまだ時刻は夕方5時過ぎやけど暗くなってきたし空港に向かうことに。村から少し歩いてChristianhavn駅から空港までメトロで。36クローネ。

翌日の15時に次の国に向かう飛行機発。まるまる1日ぐらい時間がありますな。各ターミナル探検してみて寝心地の良さそうなイスを発見して横になる。だいぶ寒さでやられてたから空港内の暖かさもあってすぐ眠る。







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